【成分分析】グリチルリチン酸2kとは?肌の赤みへの効果について

毛穴の開き、毛穴の黒ずみ

肌の炎症や赤みに対してグリチルリチン酸2kがどのような効果を示すのか、副作用について、相性の良い成分やおすすめのスキンケア用品についても徹底解説します!

肌の赤み(赤ら顔)、酒さや毛細血管拡張症にお悩みの方は是非参考にしてください。

グリチルリチン酸2kとは

グリチルリチン酸2kとは、甘草(カンゾウ)と呼ばれる植物の根から抽出したものにカリウムを結合させた成分のことを指します。

甘草はシベリア南部、中国の西部、東ヨーロッパなどに生息する植物で、漢方として用いられてきた背景もあり、抗炎症作用、抗アレルギー作用があることで広く知られています。

グリチルリチン酸2kの効果

前述したように、グリチルリチン酸2kは抗炎症作用、抗アレルギー作用が期待できる成分です。炎症ニキビや肌の赤み(赤ら顔や酒さ)にアプローチし、炎症を鎮静させる効果を持っています。

痒みを伴う赤い発疹や肌荒れにも作用するため、アレルギーをお持ちの方にもおすすめの成分です。

また肌への刺激が少ないことから、私のようなひどい敏感肌にも使える美容成分といえるでしょう。

グリチルリチン酸2kの副作用

抗アレルギー作用、抗炎症作用があり、刺激も少ないため、肌の赤みや炎症ニキビにお悩み方や敏感肌の方にも救世主といえる美容成分と言えるグリチルリチン酸2kですが、副作用はあるのでしょうか。

先に結論をお伝えすると、スキンケア用品や化粧品での使用による副作用は現在まで報告されていません。

皮膚刺激性、皮膚感作性、眼刺激性、光毒性などもほぼないと報告されているため、安全性の高い成分であるといえると思います。

グリチルリチン酸2kは点眼薬やシャンプー、歯磨き粉などにも使用されている成分なので、経口摂取においてはまれに偽アルドステロン症を発症することもがあるとの報告はあります。これはアルドステロンというホルモンが過剰分泌されることを指すのですが、化粧品やスキンケア用品との関連はないので、ご安心ください。

グリチルリチン酸2kと相性の良い成分

グリチルリチン酸2kと相性の良い成分として、アラントインという成分が挙げられます。アラントインとはグリチルリチン酸2kと同じように抗炎症作用があり、さらに抗刺激作用や皮膚の粘膜や組織を修復する作用があります。

グリチルリチン酸2kとダブルで使用することで、高い鎮静効果が期待できますので、肌の赤み(赤ら顔や酒さ、毛細血管拡張症など)にお悩みの方は知っておくといい成分です。

また保湿力の高いハトムギエキスグリシルグリシンなどの成分とも相性が良いので、毛穴の開きや乾燥肌やにお悩みの方は合わせてチェックしてみてください。

グリチルリチン酸2kが配合されたスキンケア用品

敏感肌に加え、肌の赤み(赤ら顔、酒さ、毛細血管拡張症)に悩んでいた私が立ち上げた【HANA LABO】というブランドのスキンケア用品は、全ての製品にグリチルリチン酸2kが配合されています。

またグリチルリチン酸2kと相性の良いとされているアラントインやハトムエキスも同時配合することで、肌を保湿しながら炎症を鎮静させるような処方を組んでおり、わたしのような敏感肌の方でも安心して使っていただけるような仕様にこだわりました。

肌の赤みに悩んでいる方、敏感肌による炎症から毛穴の開きが気になっている方・・・。

HANA LABOの製品を使用してどのように肌が変わっていったかを写真付きレポートでまとめた記事もありますので、チェックしてみてください。

まとめ

今回はグリチルリチン酸2kという成分について、その効果と副作用、相性の良い成分についてをまとめましたが、いかがでしたでしょうか。

肌の赤みにお悩みの方は、酒さ、毛細血管拡張症などの症状の可能性もあります。これらの症状は肌が赤く発疹のような反応を示し、火照りやむくみなども引き起こす場合があり、敏感肌と同時に発症しやすいです。

もしこのようなお悩みを持たれている方がおられましたら、グリチルリチン酸2kやアラントインという炎症を鎮静させる作用のある成分が配合されたスキンケア用品を選ばれることをおすすめします。

同時に、すべての肌トラブルは肌の乾燥からくるといわれており、保湿効果の高いハトムギエキスやグリシルグリシンという成分も併せてご使用されるといいでしょう。

この記事がどなたかの参考になれば幸いです。

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